気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

トロントでも人気、桜のお花見

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今週に入り一気に暖かさが増し、春というより初夏?の気配。ラジオでも「季節は冬から夏に」などと言うのを耳にも。「来週あたり落ち着いて、春の気温に戻る」と思う。やっぱりもう少し春を感じていたい。

 

春の象徴でもあるような桜が咲き始めた。

 

最近は4月に咲くことが多かったのが、今年は5月に入ってからの開花。

 

この街には、昔々に日本から送られたソメイヨシノ並木がある大きな公園があり、桜の名所として日本人はもとより、地元民にも愛され親しまれている。花見の時期は大勢の人で賑わい、よほど朝一番に到着しなければ、駐車スポットを求めて公園内を車でグルグル回ることになってしまう。

 

最近はスケジュールが合わず、残念ながらこの公園での花見はご無沙汰している。

 

その代わり、ここ数年、職場でお花見ができるようになってきた。

 

2000年に始まったコミュニティベースの「桜プロジェクト」で市内各所に相当な数の桜の木が植えられた。約13年かけて3000本以上の植樹。その後、それを引き継ぐかのような友好都市との共同企画記念行事の桜植樹も始まり、この街には毎年桜の木が増え続けている。

 

これらのプロジェクト植樹の一環で植えられた桜の木が職場の周りにあるのである。

ソメイヨシノを始め、いろいろな種類が見られる。これらが年々見応えを上げてきて、身近で楽しめる桜となっている。

 

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25年前、カナダに住み始め一ヶ月が経った頃、ちょうど4月の初め。カナダのニュースで日本の桜の映像を見た。「日本を離れてたったひと月なのに、この懐かしさは何だろう」と思うほど感慨深い思いが溢れたのを、ついこの間のことのように思い出す。

 

遅い春、桜の開花を喜ぶも、本日午後から雨。明日も雨模様で、強風予報も。心配だな。