気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

アイスストームの週末明けは、つめたい一日

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カナダグースも春の嵐に呆然?


週末のアイスストーム翌日。

本日は一日中雨が降り続く。強風は今日も続く。

しかし気温はちょっと高めの2ー3度で、雨と共に氷が解けていく。よしよし。

 

朝は歩道や小さい道は氷がかかれてなくてツルツル。おまけに深くて大きい水たまりが道路の端っこにあちこちと。

 

4月16日、雪用ブーツを履いた。

 

通勤は、大木の太い幹が道路半分を占領し横たわっているのを横目に、グシャグシャ道、でかい水溜りを車で走り抜け、職場に到着。

 

駐車場の水溜りにブーツが浸かる。。。


帰路、車の屋根の氷がフロントガラスにゴトゴトゴトと塊で連続落下。

これ、マジに危なかったよね。でもちょうど駐車場を出てすぐだったので、ゆっくり走行だったし、狭い道だったので、セーフ。

 

しかし、この落ちてきた氷で回してたワイパーが壊れて外れる。しかもドライバーサイド。雨なのでワイパー無しでは走れない。

 

車を止め、まずは重い氷たちを落とす。雨の中、手袋なしで手が冷たくなるも、応急処置でなんとかワイパーをくっつけ、ワイパーが外れないよう用心しながら、走行。

 

無事、家の前に到着。

 

車から出たところを横を通り抜けた車に氷水をはねられる。

つめたい。。。


そのすぐ後ろを走っていた車、速度を落とし、スマイルで気遣いのゆっくり走行。
この町も捨てたもんじゃない。

 

「ありがとー😊」

 

明日の朝は一番でガレージへ。ワイパーの交換に行ってきます!

4月に訪れる嵐の週末の正しい過ごし方

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「春の嵐」と言うのか、それよりも、この状況で今を春と呼べるのかが疑問だが、この週末、ここはどっぷりとアイスストームに見舞われた。土曜日午前中から今に至るまで嵐は続いている。昨年のこの時期、最後の週末を黒ねこ吉くんとお庭でゆっくり過ごしてたのになあ。

 

日本語で言うと「みぞれ」にあたるのだろうか。

白い小さい氷の粒が降ってくる。積もったところを遠くから見ると雪のようだが、近くで見ると氷のつぶつぶ。振り落ちる時には窓に当たってパチパチと音がする。このパチパチが週末中ずっと聞こえていた。

 

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雪よりも滑りやすい。道路も歩道も、家の前の階段もツルツルで、歩くのも運転も危ないから、こんな時は家にこもるに限る。これが冬の間なら、なんとなく気分もまったりで、一日編み物しながらテレビ見たり、本を読んだりしてす過ごすのに、四月も中旬でこの天気はさすがに気分もズーン。。。

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それを吹っ切るべく、昨日はスームが来る前に買い物を済ませ、フレンチパティセリーでラテとクロワッサンサンドイッチで朝ごはん。

しっかり腹ごしらえをして、ペンキ塗り、開始!

リビングとダイニングの窓トリム、おかげさまで綺麗になりました。 

 

今朝は家中のトリムのハゲたり汚くなったりしているところのパッチ。やり始めると止まらない。せっかくブラシにペンキが付いているのだからと。

 

みぞれが降り続く中、午後はシフォンケーキを焼いた。

 

これが今回の私の最大の関心事。

 

ここ数週間で今日が5個目。何故、頻繁に焼いているかというと、「なぜかこのところシフォンケーキが型から綺麗にはずれなくなった」のだ。

リベンジ!と思って今日も作ってみたけど、またしても失敗。いろいろ考えてみるけど、以前と違ったことはしていない(と思う)。何故だろう。

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特に真ん中がうまくはずれず、、、外側もつるっとしない、、


今日は「きなこと黒ごまのシフォン」味も食感もいいんだけど。

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型がしっかり冷えていないのか、とか型から外すのに時間を置きすぎなのか。。。

 

原因に心当たりのある方、是非教えてください。

 

 

夕方から、みぞれは雨に変わったけれど、風がものすごく強くなって、大木がユッサユッサと揺れている。家の中でも「ゴォ〜、ゴォ〜」と轟音が聞こえてくる。

まさに嵐。そんな外を我が家の守り猫が窓辺で眺める。

 

そしてこんな過ごし方が毎日のボストン犬

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初サボテンはコーラルカクタス

f:id:SimeHaru:20180408063518j:plain春の兆しで喜んでいると、朝の気温マイナス、日中も2度とか。。。これってまだ冬。。。

ここ数日は雪なんかもちらついたりして、外の植物たちもかわいそう。花の芽も大きくならないし、せっかく出てきた葉っぱたちも凍えている。

天気予報によると、多少の気温の変化はあれど、 後10日はこんな感じのようだ。

 

桜が見られるのはまだまだ先になりそうである。せめて家の中には植物や花で春らしく彩りたい。

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そんなこんなで、ついつい家の中の植物を増やしてしまうこの頃。

 

最近うちに仲間入りした緑の一つ、サボテン。

 

リビングが東の窓で午前中の光、キッチンとダイニングが南の窓だけど隣の家に遮られるので、直射日光はお昼前から夕方まで、西側の部屋は午後の陽が溢れる。

という具合なので、長時間の日向を好むサボテンは無理かと思って、遠慮してきたけれど、園芸店で一目惚れ。お店の人の説明もよく聞き、連れて帰ってきた。

 

My very first Cactus❤️

 

マイサボテン第1号、その名も「ぼてんちゃん」。毎朝呼びかけてます。なんか可愛いのだ。このぼてっとした感じが。

 

家で調べてみると、、、これは「コーラルカクタス」という呼び名で日本名は「大明神」だそうな。毒がしっかり含まれているそうなので、取扱注意です。

 

黒ネコちゃん存命中だったらこれは家に置いておけなかったなぁ。

そうだ、トゲトゲのサボテンを避けてきたのは黒ネコちゃんが理由でもあった。

 

黒ネコちゃんが天国に行ってからもう直ぐ1年。

ハッピーイースター‼️

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三連休最終日、イースターサンデーの今日。朝はバスルームの窓から白いまんまるお月様がくっきり明るい空から顔を見せてくれていた。良い1日になる予感。

 

東側のリビングの窓からは柔らかな日差し。ひだまり大好きなボストン犬は陽当たりの移動と共にまどろむ場所を移動する。

 

「あんたは猫か」と思うくらい日向か好きで、これは黒ネコちゃんと育ったせいなのか。。。 猫の習性を時たま見せるボストン犬がかわいい。

 

イースター、サンクスギビング、クリスマスは北米の三大ホリデーと呼べると思う

三大ホリデーは家族で過ごすのがもっぱらである。北米に暮らす者にとって、このホリデー時期に一人だとちょっと寂しく感じることもあると思う。

 

私の場合、カナダに来てすぐからルームメイトの家族の集まりに呼んでもらい、この三大ホリデーを家族の温かみを感じながら過ごしてきた。カナダの風習をよく知らなかった私を温かく迎えてくれたこの家族には感謝の気持ちで一杯。My Canadian Familyと呼んでいる。

 

結婚してからもハズバンド側家族ではなく、夫婦で私のカナディアンファミリーとホリデーを過ごしている。ハズバンドにとっても第二のファミリーとなっている。私が日本で過ごした昨年の年末も、ハズバンドはこのファミリー宅で数日クリスマス休暇を楽しんだ。

 

今日はイースターランチ。

翌日が仕事なので、最近はディナーでなくランチにしている。そしてイースターはポットラックで食べ物を持ち寄る。サラダ担当の私は千切りサラダに。今回はちょっと歯応えを強くしたかったので、スライサーを使わず包丁で。

 

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色がちょっとだけイースターっぽい?

 

ハッピーイースター🎶

ようやく春?カナダグースたちが戻ってきた!

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日本は桜で盛り上がってますね。ここはお花見にはまだまだ。あとひと月は待たないと。

 

毎年3月中旬頃から、「そろそろあったかくなり始めてもいいんじゃないか」と思い始める。思うともう止まらない。「春、春、春」と待ち遠しいのである。とにかく外で過ごしたいし、陽を浴びたい。

 

この衝動には最近自分なりに分かってきた原因がある。

 

6-7年前にオフィスがビル内で移動し、建物の真ん中の位置することになった。その結果、窓もスカイライトも無くなり、仕事時間中はほとんど外を見ることがない。太陽の陽を浴びることも、外の天気が晴れなのか曇りなのか、はたまた雪なのか、風が強いのかさえ分からない。たまに外の空気を吸いに外に出ることもあるが、やはり冬の間はその回数も圧倒的に少なくなるし、雪が深く積もると建物廻りの息抜き散歩もしづらくなる。

 

その上、朝は明るい時間に家を出るものの、家路は暗い。

 

それに、、、ボストン犬はとにかく寒さと雪が嫌いなので、冬季お散歩時間はかなり短くなる。実際、短いならいい方で、完全に拒否られ、全く散歩が出来ない日が続くこともある。

 

というわけで私の冬の日光浴時間はものすごく少ないのだ。

 

そんな冬を過ごし、3月にもなると、気分が沈みがちになる。

「これって鬱?」みたいな。これがここ数年、年々顕著になってきているような気がする。

太陽不足!なんだと思う。

 

そんな中、今週に入ってちょっと気温が上がってきました!

まだまだ朝は零下で日中も10度にも達しないけど、確実に太陽が近づいてきていて、暖かいし、風もそんなに冷たくない。ボストン犬も今月に入ってからそろそろ散歩ムードが出てきたし、これで一気に春に向かっていくのかな。

 

その兆し!


冬の間、南に行っていたカナダグースたちが戻ってきている姿を発見。

朝、東の窓から入る光も強くなってきた。

南向きの庭にスノードロップが顔を出しているのを見かけるように。

 

こうやって春を見つけるたびに、喜びが♪♪

 

今週末はイースターの三連休。もっと春のサインを探してみよう。

復活する草

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先週は体調を崩し、ダウンしてました。

なんとこの冬二度も風邪ひいてしまったことになる。これは珍しい。よっぽど体と心が休みたがっていたのだろう。三日間仕事休み、回復に専念した。

 

そのおかげで週末には元気になり、Canada Bloomへ。庭と花のトレードショーである。寒くて長い冬の終わりに開催されるこのショーはこの地域に暮らす者にとって一足早い春を味わうことのできる癒しのショーとも言える。

 

実はここしばらくスケジュールが合わずご無沙汰していたショーなのだが、約10年ぶりに足を運んでみた。

 

すると会場が暗い。。。

 

春を求めて来たのに会場が暗いので、何となく春気分にならない。10日間のこのショーは、花が咲ききってしまうことも多いため、途中の植え替えなど、出展者にとっては労力も経費も掛かると聞いたことがあるので、これは花の開花期間を延ばすためではないかと思われる。

 

「分かる、分かるよ」でも、やはり残念さは否めない。

「みんな春を感じたくて来てるんだよー」と叫びたくなってしまった。

 

とは言え、最近の私の中のトレンド、エアプランツを仕入れることができたのは収穫だった。

 

エアプランツってここ数年人気ですね。

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買ってきたエアプランツたち

 

私は遅ればせながら昨年、偶然花屋さんで知り合って、育て始めた。土いらず、手間いらずとよく言われているが、実際には頻繁にスプレーしたり数時間水につけたり(ソーキング)、と意外と手がかかる。でも可愛いんだな、これが。

 

そしてエアプランツに混じって、面白い植物が売られていたので買ってみた。

何が面白いかといえば、丸まった茶色の枯葉ボール、これをひとたび水に浸すと10時間くらいで開き、色も生き生きとした緑に変わる。その姿は開花した緑の花のよう❤︎

 

 

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水につけて30分後

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2時間くらい

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5時間くらい

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朝起きたら満開でした


 

調べてみると、学名Selaginella lepidophylla といい、別名をRose of Jericho(ジェリコの薔薇)とかResurrection Plant(復活草)というらしい。日本ではテマリカタヒバとも呼ばれている。非常に乾燥するメキシコやアメリカの砂漠に自生するシダの一種のようである。

 

乾燥から水和、水和状態から乾燥への変化で最も印象的なのが緑の鮮やかさだと思う。水につけっぱなしにしすぎるとよくないらしいので、水から出して乾燥させてみよう。

 

 

それにしても世界にはいろんな植物があるんだな。

 

今年の冬はなぜかいつも以上に長く感じている。

早く庭に出て土いじりたい!モード❗️

 

 

カリフォルニア米をラ ココット de Gohanで炊いてみる

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白いごはん、(前回の記事に書いたように)日系人の食卓にも欠かせないが、日本人にとってはなおさらだ。

幼児の頃から食べ続けている。食べ続けているけど飽きない。食べ続けているからもっともっと好きになる。

 

日本人はお米のごはんが大好きだ!

 

先日の里帰り帰国の際、姉がお土産に今注目のストウブ(Staub)のラ ココット de GOHANをもたせてくれた。

 

ストウブといえば、ルクルーゼ(Le Creuset)と並んでダッチオーブンが人気のフランスの調理器具ブランド。カナダでもキッチン用品のお店には置いてある。けれども、ルクルーゼファンである私はいつも横目で見るだけだった。「やっぱりルクルーゼの方がオシャレ、こっちが老舗」なんて思ってた。

 

ところが、このストウブ、ルクルーゼに全然負けてないようだ。

 

北米におけるブランド比較など調べてみたが、結論は、どちらもほとんど変わりがない。それぞれ、良い点、マイナス点が挙げられるが、どっちもどっち。最終的には好みの問題、のようだ。

 

色の種類の多さではルクルーゼ、値段ではちょっぴりストウブの方がお安め。同サイズで比べるとルクーゼの方が軽い。機能、性能的には甲乙つけがたいようだ。というわけで、すっかりストウブが私の中で見直された。

 

話をごはんに戻そう。

 

カナダに戻り早速、ラ ココット de Gohanを使ってごはんを炊いてみた。

 

意外と難しい。

 

日本から帰ったばかり、つまり美味しいごはんを数週間食べてきたばかり、ということもあって、余計に、炊き上がり、食感、味にも満足ができなかった。

 

北米のごはん

 

10年ほど前からは日本からの輸入品で美味しい白米も手に入るが、私の場合は玄米か分搗き米なので、どうしても北米産、いわゆる“カリフォルニア米”のショートグレイン(日本のお米と同じ種類で粘りのあるお米)になる。だから日本と同じような炊き上がり、特に白米と比べるのは無理がある。

 

とは言え、思い描いていた炊き上がりにちょっとがっかり。。。

 

それでも諦めず、こっちのお米と我が家のガスレンジに合わせて、火加減、水加減を調整して、だんだん安定した炊き上がりになってきた!

 

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黒豆ごはん


 

ごはん専用おなべ。それも 両手にすっぽり収まる一合炊き。ご飯炊きが楽しみになるかわいらしさ。

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この可愛いおなべの恩恵を受けているのは、もっぱら私とボストン犬。

 

ハズバンドは日本のお米、苦手です。。。でもうちのボストン犬はごはん大好き。だからふたり(私とボストン犬)のために、この一合炊きのラ ココット de Gohan、バッチリなのだ。


 

おまけの考察

何故カナダでのごはんは日本のように美味しくならないのか、といいう大問題について友達と話すことがある。日本から持ってきたお米でも日本と同じような炊き上がりにはならない。美味しくないのはお米のせいだけではない。

たいていこの話は、水の違いだろう、ということで話が収まる。カナダはヨーロッパほどではないものの水が硬い。お米はやはり軟水の方がふっくら炊き上がるようだ。

 

おまけの悩み

ラ ココット de Gohan、カナダのオンライン通販会社で売っているのを偶然見かけた。多めに炊きたい時に二合炊き、良さそうだな。

 

おまけの挑戦

先日これを書いている途中に、風邪やらインフルエンザやらにかかったようだ。翌日アップしようと思っていたら、寝込んだ。まだ本調子ではないが、明日はラココット de Gohanでおかゆを炊いてみよう!