気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

Happy Thanksgiving

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サンクスギビングの三連休からあっという間に一週間。

 

感謝祭は11月じゃなかったっけと思われている皆様、カナダの感謝祭は10月なのです。

北米大陸北部に位置するカナダはアメリカ合衆国に比べて寒いので、感謝祭も早くやってくる。

 

サンクスギビングデーってどんな日?

その年の収穫を感謝し祝う。宗教に関係のないこの祝日はすべてのカナディアンが楽しむ。家族でサンクスギビングというのがもっぱらで、成人して自立している子供たちも、家族のある人も親や兄弟、親戚の家に集まり、みんなで一緒にディナーを楽しむ。

私たちも以前はコテージで家族と過ごす祝日を美しい紅葉とともにエンジョイしていたが、各家庭に子供が増え、よりにぎやかになり(ガヤガヤ、ドタバタという方が的を得ているかも。。。汗)、部屋数も足りず、私たちは遠慮するようになって数年が経つ。

日本から姪っ子ちゃんが数ヶ月遊びに来ていた3年前のサンクスギビング。「それでは是非、カナダのお祝いディナーの体験をプレゼント」ということで、初めてターキーディナーに挑戦。

それまでは、クリスマスも感謝祭もカナディアンファミリーと過ごし、ターキーディナー準備はお手伝いにとどまっていたので、自分で作るのは実にこの時が人生初であっだ。

 

ビギナーズラック、そしてお手伝いの手も多かったこともあり、この年のディナーは大成功!であった。8名のディナーに18ポンド強のターキー。持ち上げるのも一苦労した記憶が新しい。

 

その後2年は、サンクスギビング中は旅行。

 

今年は久しぶりに我が家で過ごすサンクスギビングの週末。それではディナーでも、と友だち夫婦を招き、こじんまりと4名で。

今回のターキーは10ポンドといい感じのサイズで扱いやすかった。

ターキーが焼き上がってからが勝負。

副菜もあたたかいものを食卓に並べたいので、ターキー焼き上がり後カービングまで寝かせておく約1時間に他の全ての料理の最終仕上げが始まる。

バタバタである。

特にローストターキーディナーを自分で作った経験が一度しかない私には「余裕」がない。

ターキーに火が通ってるかどうかが気になり、グレービーの味や濾さにもドキドキ。

今回は人数が約半分で、友人がマッシュドかぼちゃとビーツを持ってきてくれたけど、それでもやることはたくさん。

最終段階の様子

ターキーの焼き上がりと同時に、スタッフィング(事前準備済み)とローストする根野菜(下準備済み)をオーブンに入れ、ベーコンと芽キャベツをフライパンでソテー、そしてインゲンを茹でる。

それと並行して、ターキーローストから出た汁(油を除けたもの)で小麦粉を伸ばし、ターキースープ(ターキーのロースト中にターキーの首や臓物からとった出汁)を少しずつ加えて煮詰めてグレイビーソースを作る。

そして最終的にターキーをカービングしてお皿に並べる。

 

下準備と最終仕上げが鍵となる料理である。

 

結果、人生2度目のターキーも出来ました。たいへん美味しく♪

セカンドビギナーズラックです。

 

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ターキー焼き上がり!

 

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カービング中

 

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数年前初めて焼いた時のターキー。二つの写真からは大きさの違いがわからないですね。

 

あるレシピによると、成功の秘訣は、「素材」だそうで、うちはメノナイト(合衆国ではアーミッシュと呼ばれている)の方々が育てているフリーレンジターキー。素材もよかったのかな。

 

食べきれなかったターキーは

10ポンドの ターキーは4人でお腹いっぱい食べても残りは半分以上。ターキーも副菜も友人と分け、持って帰ってもらっても、日曜のディナーから水曜日までターキー食べ続け!でした。

 

ターキーの骨はとセロリやニンジン、玉ねぎなどと一緒に圧力鍋で出汁を取り、翌日は取った出汁で作った野菜とターキーのたっぷり入ったターキースープ。ターキーサンドイッチ。ターキースープでのおじや。友人はおうどんにしたそうな。

残り物もうれしいのがターキーディナーの魅力の一つなのである。

 

次のターキーディナーはクリスマス。お手伝いに徹します!