ところ変われば、形も味も値段も変わる
幼稚園の面接の時に、園長先生に「好きな食べ物は?」と聞かれ、間髪入れずに「スイカ!」と答え、笑われたのは私です。
大のスイカ好きだった。でもスイカってお安めの果物ではないですよね、日本では。夏の間、毎日のように食べられるものではなかった。
けれども夏休み、田舎に行くと、毎日スイカが食べられた。大きいスイカがゴロゴロと廊下に置いてあり、それを毎日切ってくれるわけです。なんと幸せな毎日でしょう。
田舎では小さく切ってガブリつく食べ方で、何切れも食べる。
家では大きく切って一人一切れ、スプーンで食べる。
母方の田舎だから同じ切り方になってもう良さそうなものを、東京に嫁いだので、東京風にしたんでしょうか。。。謎です。
カナダに来たら、スイカ「でかっ」。
そして大味で今ひとつピンとこない味。それで、あまり食べなくなった。
まさしく、大きすぎるサイズと味が二大理由。
でもある時オーガニックのスイカを購入、食べてみると、「あまーい」。
種類もいろいろでサイズも小さ目。スイカ好き(私)のハズバンドはスイカ嫌いなので、買っても食べるのは私一人、小さいのがちょうどいい。お値段も思いっきりお手頃。
肝心なお味もコクのある甘さのものが多いので、すっかりトリコになり、ファーマーズマーケットに行くと買っちゃうのです。小さくても一人で食べるには、すっごく小さいもので4日、普通に小さいので、5−6日かかります。スイカ三昧❤️
日本の小玉スイカのようなのもあるし、皮が緑や黄色のスイカ。中身が黄色のスイカも結構ある。種が多いのがちょいと面倒ですが、毎日のように食べちゃう幸せです。
今年は9月になっても暖かさが続いたから、スイカも結構食べました。こちらのオーガニックスイカは8月に入って少しすると旬。種類によると8月末にならないと出回らないものもあり、涼しくなると買う気の起こらないスイカは、残念。。。
田舎では黒部西瓜という俵形の大きいスイカが有名なのだが、こちらのスーパーで一般的によく見かけるのはそんな形と大きさ。でも縞がちょっと薄めの色。そういえば黒部西瓜も大味って聞いたことあるかも。子供の頃に田舎で食べる西瓜も普通の丸いスイカだったし。
ところ変わればスイカも変わるというお話でした。
ちなみに今でも家で食べるときは大きく切ってスプーンで食べてしまいます。