朝顔の色はPHの気分次第?
私の庭は、
(私達の?の声がハズバンドから聞こえてきそうですが)
(ボストン犬からは庭はまれマレのじゃなかったの?と)
日当たり良好の側と半日陰側がある。
日当たり良好側でも朝日が昇ってから数時間は日陰部分があるし、早くから日射があり午後から陰ってくる部分あり、と、太陽が照っている間ずっと日向となるエリアはない。
なのでちょっと向日葵などの生育が遅いように思えるので、ひかえてみることに。
そこで今年は朝顔に力を入れてみた。
昨年4種の色で美しい姿を長期にわたって見せてくれた朝顔の種(昨年秋に収穫し、乾燥させて保存していたもの)を、5月に庭の各所に撒いた。
バックヤードでは朝一番で太陽が当たり午後1時頃にになると陰るエリア。昨年同様、長時間陽が当たる場所。そして午前中が日照の玄関先の庭にも。
今年は春が遅く長く、気温も低く、夏の本格的な暑さも例年より二週間ほど遅れた。そのせいで朝顔の生育も緩慢で、昨年は7月中旬ごろから咲き始めていたのが、今年は8月に入りしばらくしてぼちぼちと開花。そして9月に入った現在が真っ盛り状態だ。
最初に咲き始めたのは、日当たりが一番いいエリア。そして朝一番に陽が当たるエリアにも咲き始め、玄関先にも少しずつ。
けれども、私には解せないことが。
四種類の朝顔から採取したと思った種をそれなりに均等に蒔いたつもりだったのに、咲くのは紫に近い濃い青ばかり。昨年は濃い青は出てきたけど、最初の頃に誤って蔓を切ってしまったので、濃い青はあまり咲かなかったのだ。主流は薄い青とピンク系。そこから採取した種達なのに、出てくるのは濃い青。。。。
なんで、なんで?
で、調べてみました。
恥ずかしながら、遺伝子の他にPHが関連しているとは、知りませんでした。
紫陽花のピンクと青は土のPHによることは知っていましたが、朝顔もPHがキーだったんですね。
ただ、 紫陽花が土が酸性だと青、中性からアルカリ性がピンクになるのに対して、朝顔は酸性が赤、中性が紫、アルカリ性が青。とのこと。これは、紫陽花がアルミニウムの吸収に反応する。紫陽花はアントシアニンの着色による。という違いがあることも学んだ。「なるなる」である。
朝顔の蕾が赤っぽかったからピンクの朝顔かと思っていたら濃い青だったり、濃い青の花が夕方仕事から帰るとしぼんで赤になっているのも今年のもう一つの「あれ!?」だった。これも酸性かアルカリ性かでアントシアニンの量が変わり花弁に影響するそうである。「ふむふむ」である。
朝顔の色は遺伝子とPHか。納得!
けれども紫陽花とは違い土のPHはさほど影響を及ぼさないとか。。。
それでも試してみました。朝一番の日が当たるエリアにコーヒーとお茶をかけて土を賛成化させてみようと。
そうすると一週間ほどで偶然かもしれませんが、ピンクや薄青が主流になってきました。でも他のエリアも濃い青が主流ながらピンクと薄青もちらほら。雨なども関係あるのでしょうかね。
ともあれ、色とりどりで賑わっている朝顔群です。
でも、3種なんですね。。。薄いピンクはいまだに顔を見せてくれてません。そのうち出てきてくれるんでしょうか。
ここはもう朝晩は肌寒いくらいで、気持ちのいい毎日。朝顔達もいつまでもつことか。。。
まだまだ勉強不足ですが、ちょっと学んだ夏でした。