気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

ローカル野菜&果物が華やかなる8月 -バケーション中記事その3

f:id:SimeHaru:20180817102336j:plain


夏はいい。特にカラッとした爽やかな青空の日は外で過ごす時間も増える。今も木々に囲まれ、湖を前にデッキの長椅子でラップトップを広げ、キーを打ち込んでいる。

 

f:id:SimeHaru:20180817101954j:plain


 

カナダのような寒い国に住んでいると、外で過ごせる時間に極上の幸せを感じるのだ。

 

今年の夏は雨が少ないせいもあり、蚊が少ない。

市内では庭いじりでもしなければ刺される機会もそう多くはないが、草木の多いところに行くとたちまちターゲットとされ刺されまくる。

 

今でこそ耐性ができたのか、刺されても腫れ上がることは無いが、数年前までは刺された箇所が直径5−6センチにも腫れ上がり、その痒さに夜も寝られぬほどとなった。その痒さも1週間ほども続く。

 

数年前「この痒さは体にもよくない!」(つまり睡眠不足になるし、皮膚にもしばらく跡が残る)と、日本から「ムで始まる二文字の塗り薬」を入手するようになった。腫れなくなったのはこの薬のせいもあるかもしれぬ。思えば、私は子供の頃からこの薬の信望者であった。

 

話がずれてしまったが、こうして外で過ごしていても、蚊取り線香を焚いたりせずとも、蚊に煩わされないのは、嬉しい限りである。

 

夏に嬉しいのは、

第一に寒くないこと。

次に、外で過ごせること。

 

そして、ローカル作物が出回ること。

 

野菜も果物も、その種類、数、共に豊富になる。ファーマーズマーケットではもちろんのこと、スーパーマーケットでもオンタリオ産野菜や果物が顔を揃える。

色とりどりの季節野菜を見ると嬉しくなる。ついつい手が出てしまう。

 

けれども、買いすぎ注意。

 

夫婦二人(プラス、ボストン犬一匹)生活なので、買い物の量は出来るだけ余らすことのないようにと心がけている。お互い忙しく、料理できないことが数日続くこともあるので、その辺りの予定も考えつつ。

 

それでもやはり無駄にしてしまうことがあり、申し訳ないが生ゴミや庭のコンポスト行きとなることもある。

 

話は再びそれるが、市内では各家庭で出た生ゴミはグリーンビンと呼ばれる(各家庭に置かれる)専用回収ゴミ箱から週一で回収され、(エアロビックメソッドの)コンポスティング処理される。

 

なので、まったく無駄になってしまう訳ではないものの、せっかくの食べ物をゴミにしてしまうのはやはり気が引けるので、買いたくても買いすぎないように。

 

夏野菜はみずみずしく、暑い時期に体を冷やしてくれるきゅうりやナスなどが好んで食されるのはここカナダでも同様。きゅうりやナス、トマトは人気で、その種類も豊富だ。

 

以前も書いたが、ローカル産にこだわっているので果物は夏しか食べない。というか、買わない。なので、この時期はこれぞとばかり買う。

 

今はブルーベリーや桃、ネクタリン、杏、すもも等が美味しい時期。デザートに、おやつに、サラダにと活躍をしている。

 

子供の頃の一番の好物、スイカだけは、収穫をもう少し待たないと出てこない。もちろんスーパーでは手に入るがローカルではない。ファーマーズマーケットで買うローカル産オーガニックのスイカは非常に甘くて美味しい。水分補給に適役の果物で、やはり暑い時に食べたくなる。

ここでは早い時で8月中旬、普通だと下旬にならないと店に並ばないローカルスイカさん。8月下旬で暑さが和らぎ涼しくなると、せっかく売っていても購買力がそそられず、食べずじまいになってしまう年もある。

 

 

f:id:SimeHaru:20180817102425j:plain

昨年の写真。写真撮影を待ちきれず先にひとくち

暑さが続くうちのスイカ収穫を切に望む毎日である。