ところ変われば、クッキングも新鮮 -バケーション中の記事 その2-
コテージ滞在は非常に楽しい。避暑地でのバケーションの見本とも言えるようなゆったりとした休暇を過ごさせてもらう。
もちろん、遊んでばかりではない。「働き」もする。
ハズバンドはもっぱら、力仕事が専門である。お気に入りは暖炉用の薪割りだが、焚き火の守役も好きだ。
この焚き火に私は時折、サツマイモを忍ばせ、焼き芋を作る。
残念ながら、今年は日照りの夏で、この一帯に焚き火緘口令が引かれているため焚き火はオアヅケで、持ってきたサツマイモの出番はなさそうだ。残念!
私は窓拭きやボートクリーニング、草取り、などなど頼まれたことをやらせてもらう。今年はペンキ塗り。(ちなみに私、ペンキ塗りは下手ではないです!)
「働き」と書いたが、このようなこともひっくるめてここでのことはリラックスだと思っている。
出発前の準備も一仕事
そのリラックスの一つがクッキング。
滞在中は朝食以外はほとんど私が準備する。献立から実際の料理まで好きにさせてもらっている。これもここで楽しいことの一つなのだ。
とは言え、出発前の慌ただしさだけは、なかなか「楽しむ」とは表現しがたい。
献立を考え、リスト持参で買い物。家から持っていく食材もパック。それに洋服、その他の身の回りの持ち物準備もだ。本は数冊持っていく。
コテージ滞在中に買い物に出ることもあるが、コテージはロードアクセスがない。出かけるにはボートに乗り、船着場まで行き、そこから車で20分ほどで近くの街に出る。といわけで、食材はできる限り揃えていくようにする。
和の調味料もコテージには常時置いてないので持ち込む。
そんなこんなで、買い物や荷物のパックにかなりの時間が費やされるのだ。
支度にバタバタの一面もあるが、一旦こちらに来てしまえば、そんな事は忘れてしまう。ここでのクッキングは、仕事から帰ってのクッキングとは別物だ。
炊事担当の楽しみ
みんなが喜んでくれる。みんなで食べる。
夫婦二人のために作る、いつもの二人の食卓とは一味違う。
作るものは洋がメインになるが、和食の献立にすることもある。
慣れないものでも喜んで食べてもらえるのがなんとも嬉しい。
特に料理上手というわけでなないが、作り手にとって「美味しい」と食べてもらうことほど張り合いの出る事はない。
いっぱい褒めてもらって、俄然張り切り、自然とお味も上がる。
ように思われる。
献立プラン、活躍する
それに「今日のご飯は何にしよう」と頭を悩ませなくていいのも楽しさの要因かと推察している。
滞在中のメニューをある程度決めてあるので楽だ。予めその日に何を作るかが決まっていて、その材料が揃っている。料理を始めるまでがすごくスムーズなのだ。
そう、それなら家でも1週間献立を作ったらどうだろう。野菜などの材料も無駄にならず、日中、今日の晩御飯は何にしようと悩むこともなく、楽チンなのではないか。
こう思ったことがこれまでにも無いことはない。でも実行したことは一度もない。
これからもないだろう。
何故だろう。
ちなみに今回焼き芋用に持ってきたサツマイモは、天ぷらとなりました。
天ぷらは特に好評メニューで、作りすぎたかと思っても、あっという間に無くなるほどの人気。