気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

編み物シーズン?

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数週間前にさかのぼるが、Knitters Frolicという編み物ショーがあった。毎年4月末に行われるこのショー、仕事で関わっているので、必ず様子を見に行く。

というのは口実で、実のところは自分の興味が90パーセントを占めている。

 

広い会場に所狭しと、ブースが並ぶ。

 

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大量に買い込む人も。じっくり探す人も。


人出もすごい。駐車場は朝早くにいっぱいになってしまうし、会場も熱気でちょっと暑いくらいになる。編み物人気は近年とどまるところを知らないのである。

 

カナダにやってきて今年3月で丸25年となったが、当初は毛糸屋さんもほとんど見かけることはなく、数少ないお店に入ってもお洒落な糸にはなかなかお目にかかれなかった。

 

2000年頃からこの状況は変わり始めた。

毛糸店があちこちでオープン、それも置いてある糸は素敵なものばかり。knitters人口も増え続けている。

 

編み物好きが多くなりお店が増えるのか、お店が増えるから編み物を始める人が増えるのか。卵が先かニワトリが先か、という感じである。

 

この町で行われる一年に一度の編み物ショー。

「何故秋じゃなくて春なんだろう」と思うこともある。確かに夏でも編み物はするし、夏物の糸もたくさん出回っている。それでもやはり編み物は夏より冬が似合うのではないか。冬に編む人が多いのではないか。と思ってしまう。現に、主催者は会場が暑いと毛糸の売れ行きが落ちるとおっしゃる。

もしかしてこの時期の開催意図は来季へのプロモーションと昨シーズンの残り物処分を兼ねているのではないか。などと、最近は勝手な憶測をしたりもする。

 

ともあれ、このショーでは綺麗な糸がたーくさん売られているので、買いすぎ注意。

昔はあれもこれもと目移りしたが、最近は、こういう機会では編み図と糸のセットものに絞って探すのがもっぱらである。この形で見ていくと割と早く会場を一周でき、余計なものを買わなくなる。好きな色を選べばいいだけだ。

 

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お店のお兄さん(おじさん?)首にかけてる手作りスカーフがよく似合ってるますね。


そして、今年も気になるセットが。

あるお店のオリジナルサンプルで、いつも気になっていたのだが「この値段かぁ」と過去2年買わずじまいだった。今年も同じものに目が止まり(というより気持ち的には探してたけど)、値段はといえば、更に上がっている。

多くの糸がアメリカ経由で入ってくるので、カナダドルが弱いここ数年、カナダでの毛糸市場は買い手にとって不利な条件となっているのである。

 

でも三年続けて欲しいと思うのだから、やっぱり好きなのよねぇ、と。

 

買っちゃいました!

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よく見ると日本の毛糸。日本からUSへ。USからカナダへと二度の輸出入があるのだから、高いのも当然か。日本に帰って買ったほうがよかったかもね。

 

 とりあえず満足。取り掛かるのはまだ先のこと。

 

というのも5月に入り、庭で過ごす時間がどんどん増えている。平日も仕事から帰って、まずパティオでちょっとゆったり。やはり外の空気は格別で、空や木々、花壇の草花を見ながら「幸せ」を満喫する。

 

週末は庭いじりを楽しむ。

 

こんな風に外で過ごすことが多くなると、趣味の時間が少なくなったりする。つまり編み物の時間も少なくなる。

そして外で過ごす時間が増えると、こうやってブログを書く時間も少なくなる。。。のでござる。

 

つまるところ、「最近の更新が以前より更にゆっくりになっている」ことへの言い訳をしたかったのでした。