気ままに食と生活とあれこれ  by 柚たか

北米大陸の北側を東にずーっと行ったオンタリオ湖岸の町より、生活のあれこれを綴ります。ローカルな日常、外から見た日本のこと、食、植物を中心に。その日の嬉しごとも。不定期にボチボチ書いてます。どうぞよろしくお願いします。

復活する草

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先週は体調を崩し、ダウンしてました。

なんとこの冬二度も風邪ひいてしまったことになる。これは珍しい。よっぽど体と心が休みたがっていたのだろう。三日間仕事休み、回復に専念した。

 

そのおかげで週末には元気になり、Canada Bloomへ。庭と花のトレードショーである。寒くて長い冬の終わりに開催されるこのショーはこの地域に暮らす者にとって一足早い春を味わうことのできる癒しのショーとも言える。

 

実はここしばらくスケジュールが合わずご無沙汰していたショーなのだが、約10年ぶりに足を運んでみた。

 

すると会場が暗い。。。

 

春を求めて来たのに会場が暗いので、何となく春気分にならない。10日間のこのショーは、花が咲ききってしまうことも多いため、途中の植え替えなど、出展者にとっては労力も経費も掛かると聞いたことがあるので、これは花の開花期間を延ばすためではないかと思われる。

 

「分かる、分かるよ」でも、やはり残念さは否めない。

「みんな春を感じたくて来てるんだよー」と叫びたくなってしまった。

 

とは言え、最近の私の中のトレンド、エアプランツを仕入れることができたのは収穫だった。

 

エアプランツってここ数年人気ですね。

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買ってきたエアプランツたち

 

私は遅ればせながら昨年、偶然花屋さんで知り合って、育て始めた。土いらず、手間いらずとよく言われているが、実際には頻繁にスプレーしたり数時間水につけたり(ソーキング)、と意外と手がかかる。でも可愛いんだな、これが。

 

そしてエアプランツに混じって、面白い植物が売られていたので買ってみた。

何が面白いかといえば、丸まった茶色の枯葉ボール、これをひとたび水に浸すと10時間くらいで開き、色も生き生きとした緑に変わる。その姿は開花した緑の花のよう❤︎

 

 

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水につけて30分後

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2時間くらい

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5時間くらい

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朝起きたら満開でした


 

調べてみると、学名Selaginella lepidophylla といい、別名をRose of Jericho(ジェリコの薔薇)とかResurrection Plant(復活草)というらしい。日本ではテマリカタヒバとも呼ばれている。非常に乾燥するメキシコやアメリカの砂漠に自生するシダの一種のようである。

 

乾燥から水和、水和状態から乾燥への変化で最も印象的なのが緑の鮮やかさだと思う。水につけっぱなしにしすぎるとよくないらしいので、水から出して乾燥させてみよう。

 

 

それにしても世界にはいろんな植物があるんだな。

 

今年の冬はなぜかいつも以上に長く感じている。

早く庭に出て土いじりたい!モード❗️