ローカル野菜の素敵
先日、ファーマーズマーケットについてあれこれと書いた。
ファーマーズマーケットには一年を通して通うけれども、私の住む町では冬の間はそこに並ぶ野菜がぐっと少なくなる。
そう、ここは冬には気温が日中でも氷点下のことが多く、寒い。
そして野菜の収穫もほとんどできないのである。(凍っちゃう)
夏、公園などの屋外施設で開かれるマーケットは大抵11月頃で閉まり、翌年の5、6月頃までお休みとなる。農家さんもお休み。。。もっともマーケットがオープンしていたとしても、屋外では買い物客も出店者も、寒くて無理無理。
屋内の施設を有するロケーションではマーケットは一年中オープンしている。但し、冬場に出店するお店の数は夏場の四分の1以下。
ローカルが集まる屋内マーケットではいよいよ寒くなるクリスマス近になるとどんなものが並ぶのか。
それはご想像通り、冬野菜が中心。
人参、じゃがいも、さつまいも、セロリック、などの根野菜がほとんど。 他には室内で育てるスプラウト類、果物では秋に収穫されたりんごくらいである。
それでも出来る限りローカル中心に買い物をしてしまうのには、やはり私なりのこだわりがある。
ローカル野菜の素敵ポイント
その1.輸送や貯蔵期間が短いので、それらに要するガソリンや電気、ガスといったエネルギー消費が少なく、環境に優しい。
その2.貯蔵期間中や輸送中の傷みを防ぐための農薬量が少ないので、体に優しい。
その3.輸送や貯蔵期間が少ない分、失われる栄養分が少ないので栄養満点。
その4.地元の農家さんを(微力ながら)応援。特にファーマーズマーケットに出店するような農家さんは小〜中規模が多いので特にサポートしたいのである。
その5.(寒い地域では春から秋までに特に顕著な点だが)食べごろで収穫される野菜はフレッシュで栄養価も高い。
そして、
その6.「地産の季節野菜は、その土地で生活する人の体に合う」
土地の気候風土に合い、美味しく育つ野菜が、その土地の水や空気を共有している人に合わないはずがない。
と信じている。
こんな理由からローカル野菜の信望者となっている私なのである。オーガニックや無農薬も大切なポイントだけれど、第一はローカル!
と、言いつつも、やはり冬場の野菜のバラエティの少なさは否めない。「あー早く暖かくなっておくれ」とひたすらに願う今日この頃。
正直に言えば、この願いは野菜の問題からだけでは無い。。。とにかくここの冬は寒くて長いのである。